突然ですが、最近お子さんがよくする「謎行動」ってありますか?もしかしたら、あなたのお子さんは今、一生に一度しか訪れない、貴重な『敏感期』の時期にいるのかもしれません。
とっても「貴重な時期」を見逃さないためにも、しっかりこのページを最後まで読み、特徴を理解しましょう。
敏感期とは?
『敏感期』とは、0歳〜6歳までの乳幼児期に現れる
特定のことに対して強く興味を持ち、集中して同じことを繰り返す時期のこと
です。
敏感期は順番にくるものではなく、複数の敏感期が同時にきたり、波打つ様に消えていきます。この傾向を知れば、あの『謎行動』は敏感期の特徴だったんだ!と腑に落ちる部分があるはず。子育てがしやすくなりますよ。
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敏感期にいるってどうやってわかるの?
今、我が子はどんな敏感期にいるのだろう・・・?
これからご紹介する行動を『静かに』『繰り返し』していて、できたときに
『喜び』を感じている様であれば、お子さんはまさに「敏感期」にいると言えますよ。
「9つの敏感期」特徴と活用法
大きく分けて、9つの敏感期があると考えられています。
言語の敏感期(胎生7ヶ月〜5歳半)
最初の敏感期は赤ちゃんがお腹の中にいる時から始まっています。
0歳〜3歳:まだ話せなくても、ひたすら話しかけてあげることで『見たもの』『聞いたもの』を無意識のうちにどんどん吸収していきます。
3歳以降:話せる様になってくると、今まで蓄積された『見たもの』『聞いたもの』をはっきりと区別したいと思う様になり、「これなぁに?」「なんで?」などと質問をして自分自身の理解を深めていきます。
\こんな特徴があります/
・『聞くこと』や『話すこと』が大好きで何回も同じことを聞きたがる
\この時期は、こんな関わり方がおすすめ/
・ひたすら話しかけてあげる
・絵本の読み聞かせ
・しりとりやあたまとり
運動の敏感期(0歳〜4歳半)
全身運動や微細運動を好む時期で、身体を動かし自己コントロールができる様に練習しています。『日常生活の練習時期』と言ってもいいでしょう。
0歳〜3歳:自分の身体を思いっきり使うことが目的で全身運動をします。(ハイハイ・立つ・歩く・つかむ等)
3歳以降:これまでに習得した身体の動かし方を基礎に、日常生活の動きへと繋げていきます。(ボタンつけ・本のページをめくる・飴の袋を破る等)自分自身や他への配慮も見られます。
\こんな特徴があります/
・ひたすら階段の上り下りをしたがる
・ボタンを自分で留めたがる
\この時期はこんな遊び・お手伝いがおすすめ/
・卵の殻向き
・洗濯物を畳む
・折り紙
・シール貼り
・紐通し
・ベビーカーを使わずにお散歩(歩く)
感覚の敏感期(0歳〜6歳)
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を使うことで脳に刺激を送りたい。と思っている時期。
\こんな特徴があります/
・水をずっと触りたがる
・紙をビリビリ破りたがる
・ずっとティッシュを出したがる
\この時期はこんな遊びがおすすめ/
・水遊び
・泥遊び
・リズム遊び
・秘密袋(中身が見えない袋の中に、何か(なんでもOK)を入れて、それを外から触って何かを想像しながら推理するゲーム)
秩序の敏感期(6ヶ月〜4歳)
習慣・場所など、『あるべきものがあるべき場所にある事』にこだわりを持つ時期です。時期的にイヤイヤ期と重なるのでわかりにくいと言われています。
\こんな特徴があります/
・いつも通っている幼稚園への道順が同じでないと怒る
・いつもと生活のルーティーンが違うと怒る
・いつもパパが座っている席にママやお客さんが座ると怒る
\こんな遊び・関わり方がおすすめ/
・ブロック
・いや!いや!と怒っていても、親はいつもと同じ様に受け止めてあげる
文化・礼儀と作法の敏感期(4歳半〜)
挨拶をしたり、公共の場・食事のマナーを教える良い時期です。また、季節の行事や外国に興味を示し始めるのもこの時期。
\こんな特徴があります/
・大人の真似をしたがる
\この時期の子にはこれがおすすめ/
・ごっこ遊び(ex.お医者さんごっこやお店やさんごっこでそれぞれの「役割」を決める)
・世界地図や地球儀・図鑑を与えてあげる。
・テレビに出てきた国を世界地図から探し当てるゲーム
小さいものの敏感期(1歳〜3歳)
視力の発達と共に、目の焦点を合わせて物を捉える練習をしています。小さいものを見つけて、つまむ・触るといった行動によって「見る」ことを楽しんでいます。
\こんな特徴があります/
・小さな虫を見つけたり石を並べたがる
・公園で見つけたドングリを集めてバケツに集めたがる
・家の床に落ちている髪の毛を拾いたがる
\この時期は、こんな関わり方がおすすめ/
・目的のないお散歩
・子どもがなにか小さいものを見つけたら一緒に「感動」し褒めてあげる
数の敏感期(3歳〜6歳)
\こんな特徴があります/
・『スーパーの値札』『電話番号』『年齢』『誕生日』『ナンバープレート』など数字に関するあらゆることに興味関心を持つ
・多い少ないなどの『量』に興味を持つ
\この時期はこんな関わり・環境作りがおすすめ/
・カレンダーを見やすい位置にはる
・時計や数字のおもちゃを与える
・今、車は時速何キロだよ〜電車は時速何キロ!という声かけ
・なんでも重さを測ってみる
息子が自転車の後ろで、すれ違う車のナンバープレートを読み続けている時に、『今、彼は数の敏感期』にいるんだな。と気がつきました。
書くことの敏感期(3歳〜5歳)
\こんな特徴があります/
・お友達へお手紙を書きたがる
・お絵かきをよくしたがり、一緒に何かを書こう!と言ってくる
\この時期は、こんな遊びがおすすめ/
・身近なお友達やおじいちゃんおばあちゃんにお手紙を書く
・コマ回しや洗濯バサミ遊びなど、3本の指を使う遊び
※3本の指を使うことで鉛筆持ちの力が鍛えられます。
・50音並べ
読むことの敏感期(4歳〜5歳半)
\こんな特徴があります/
・お店の看板を読みたがる
・本や食品に書かれている文字を読みたがる
・自分の知っている文字を見つけ、嬉しそうにする
\この時期は、こんな遊びがおすすめ/
・カルタ
・絵本の読み聞かせ
・早口言葉
モンテッソーリ教育の開発者マリア・モンテッソーリは『敏感期を見落とすことは、終バスに乗り遅れるようなもの』と表現していて、この教育では『敏感期』は非常に重要視されています。
親が気をつけるポイント
1.見守る・観察
見守りのポイントとしては、『親が先回りして代わりにやらないこと』です。敏感期は6歳以降に次第にほとんど消えていってしまいます。敏感期の途中はその力を自分のものにしたい!という気持ちが働いているので吸収力が強く、物凄い集中力を発揮します。子どもって不思議ですよね。
2.自分でできる環境を整えてあげる
・子どものサイズに合わせたものを用意する。
・やり方を教えるときは「ゆっくりと」してみせる。
子どもが自分ひとりでもできる様に踏み台や階段を用意したり、タオルを子どもが届く高さに用意しておく。出来ないことは、ゆっくりとお手本を示して出来ないところだけを手伝うという人的環境整備をしてあげましょう。
親は、子供ができるだけ安心してその活動ができる様にサポートしてあげましょう。
「今はこの敏感期なんだ」ということを知っているだけで親にとってもメリットがあります。
意味不明な行動を怒らずに見守れるようになった。
与えるおもちゃや、絵本が選びやすくなった
何回も同じことをしたり、こだわりが強いことを『わがまま』ではなく『敏感期』であると親自身が捉えられることで、子どもへの関わり方が変わってきます。
やっと階段の一番下まで行けたと思ったら、また登り始めた・・・。なんてときも、敏感期について何も知らないと『何してるの!行くよ!』と言いたくなりますよね。でも、無意味にその動作をしているわけではないんです。子どもなりに、『今自分は足を動かしたい。上り下りの動作を習得したい』と願っているので、時間が許す限り、付き合ってあげるとお子さんの満足度を満たせてあげることができます。
敏感期を知っておくだけで、心の余裕が生まれます。
まとめ
今回は、モンテッソーリ教育の「敏感期」9つの解説でした。
敏感期を知ることで、お子さんの「集中力を養う」手助けができ、「達成感」を味わせてあげることにつながり、結果として「自己肯定感」の高い子に育っていきます。
敏感期を見逃さないためには子どもを『観察』して知ることが何よりの基本です。もっと我が子の『今』を理解したい方へ、敏感期について詳しく触れているオススメの本はこちら!
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